先週のお話になります
JULLAY 群青のラダック富士宮上映会にて
鑑賞させていただきました
こちらは
インドラダック地方で暮らす人々と
旅人でありこの映画の監督でもある
日本人女性との交流を描いた
ドキュメンタリー映画です
タイトルの通り
ラダックの空の色は
群青色であり
どこまでも美しく
澄み切ったその様は
そこで暮らす人々の心を映し出しているようでした
インド
私は五回ほど行かせてもらっていますが
私が行くのは
リシュケシという街で
同じ北インドでもヒマラヤの手前の手前
ヨガの聖地
と言っても
昨今は私のような外国人ばかりで
インドらしくないといえば
らしくないのかもしれません
が
それでも
やはりインドであることが変わりなく
その私の思うインドと
今回見た
ラダックとは全く異なる風景でした
きっとまだ訪れたことのない
南インドや
コルカタ・ムンバイ
全然違うんだろうなあと思いながら
またインドが恋しくなった次第です
以前
インドからの帰国便内で
隣になったインド人青年は
ビールを飲み 機内食もチキンをチョイスし
ほおばっていました
そんな彼とは正反対に
隣に座っている
エセインドかぶれの日本人は
頑なにベジ食を食べ
お酒は一切飲みませんと
首からルドラクシャマーラを後生大事に身に着け
ひたすらインド映画を鑑賞していたのでした
そんな
なんだかチグハグな光景に
お互い思わず笑ってしまったのでした
『ステレオタイプのインド人として
色眼鏡で見ないで欲しい』
と言った青年の言葉が印象的でした
インドには 日本から考えたら
とんでもない数の人間が住んでいる
だから
皆同じだと思わないで欲しい
ヒンドゥー教を信仰していても
酒も飲むし
肉も食べる人間だっている
と
流暢な日本語で語ったその言葉は
どうしても
物事をひとつの視点からしか見ることができず
その自分の視点から外れたものは
全て不正解
間違っていると
考えてしまう私のような人間には
心を抉られる
はっとした言葉だったのでした
これが偏見
だよね・・・
同じ日本人だってさ
こうやって
アホのように
インドインドゆーてる奴もいれば
全く
インドに興味がない人もいる
人口の少ない日本だって
色んな人間がいる訳で
だからこそ
自分の知らない世界があるということ
知らない世界を垣間見ること
体験すること
これが
自分の心の視点を高くして
眺めがよくなって
ものごとを広く掴めるようになるんだなー
と
また
今回の映画を見て思いました
そうやって
高く広くせいせいと世界を見る目になっていくと
人生は楽しく 深まるように感じています
JULLAY 群青のラダック
とても素敵な映画です
ぜひ機会があったら
皆さん
ご覧くださいね
追伸・とにかくありがとうと
感謝したくなる映画です
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