さてさて
先週あたりから
あのさ~ ふと思ったんだけど
こんなことしてみたら どうかな
あんなことしてみたら どうかな
と
目からうろこのアドバイス
いやいや
こうした方がいいのにさあ~
という上からの言葉ではなく
アタシに対してのひらめきがあったんだよという報告を
色々話してくれる友人達
ホントに
ありがたいなあーと感謝の日々を送っている
ヨガ講師somaこと野中でございます
なんか
不思議じゃないですか
アタシのいないところで
アタシのことを
ふと思う
この
ふと
が嬉しいのであります
ありがとうね♡
さてさて本題に入りましょうか
先日ヨガの種類についてご説明
思わせブリブリマンな解説で終わりましたが
その続きとなります
みんなの簡単ヨガインド哲学講座シリーズのはじまりはじまり!
三回目 ヨガの種類についてはこちら→☆
四つのヨガの道
富士登山をする際も
目指す頂上は同じですが
吉田・富士宮・須走・御殿場と四大登山ルートがあります
同じように
ヨガも
目指すところは同じですが
四つの道があると言われています
①ギヤーナヨガ
②カルマヨガ
③バクティヨガ
④ラージャヨガ
いわゆる四大ヨーガ
四つの道があります
(他にもハタヨガ・マントラヨガを入れて
6つの道があるとも定義される場合もあります
当ブログでは四天王的に
四大ヨガとしてご説明)
この四つの道
のうち
ギヤーナ・カルマ・バクティは
古代インドの二大叙事詩のひとつ
『マハーバーラタ』の一部
バガヴァッドギーターににて説かれています
マハーバーラタとは
このマハーバーラタは紀元前200~紀元200年の間に成立し
現在の形になったのは400年頃
壮大な物語で世界最長と言われる18巻10万詩節
作者はヴィヤーサ大師という伝説の人物
であり
夢をかなえるゾウ
または
シヴァ神の息子さんでお馴染みの
ガネーシャ様
も筆記を手伝ったと言われている
どこもまでも
神話と伝説に満ち溢れた生まれの物語です
わたし自身は
マハーバーラタ戦記という子供向けにギュッと
圧縮された本で読みました
ざっくり言うと
王位継承にかかわる大戦争から人間の生
について書かれています
ってホントにザックリでびっくりですいません(笑)
実は
直接の日本語訳が全編ありません
(確かサンスクリット→英訳→日本語はあると思います)
なぜかというと・・・
このマハーバーラタ
昨今では
昨年尾上菊乃助により
歌舞伎でも10月歌舞伎の演目として上演されたので
ご存じの方もいらっしゃるかもしれません
こちらも全編ではなく
カルナが主人公の一部分だったようです
ヨガについて説かれている
『バガヴァッドギーター』も第六巻の部分であり
18章からなり
シローカと言われる散文は難解でありながら
美しいサンスクリットの響きだと
日本人の私でも魅了されてしまいます
バガヴァッドギーターとは
美しい散文でありながら
内容が
戦意喪失してしまった戦士アルジュナを
クリシュナ神が
あの手この手で叱咤激励し
戦いに挑ませるというお話です
これまた
ざっくりあっさりで申し訳ありません
イメージ的には
ヨシヒコに説く仏の一対一バージョン
その二人の押し問答の中に
①ギヤーナヨガ
②カルマヨガ
③バクティヨガ
が
説かれています
これがホントに素晴らしい
インド滞在の際、
バラナシからデリーへの帰り
列車の中でこの聖典ヴァガバッドギータを読んでいると
インド人の女性に声を掛けられました
『日本人も読んでくれてうれしい、
私達は、ギータは家庭で教えるよ。
日本は仏教国だから、
道徳的な意味でもブッタの教えを家庭で教えているでしょ?』
このバガヴァットギータは、
マハトマガンジーが
傍らに常に抱えていたとも言われており、
インドでは、家庭で普通に子供たちに
古来の智慧・教えとして伝えているそうです
日本でもブッタの教えをと言われて
何も答えられなかった自分を恥じたというか、
自国の伝統智慧を
きちんと伝えているインドがうらやましくも思いました
それくらい
とても大切にされている物語
いや聖典・教えです
そして
最後にひかえし
④ラージャヨガなるものは
こちら
近代ヨガの聖者
スワミ・ヴィヴェーカナンダ大師が
パタンジャリ大師のヨーガスートラのアシュタンガヨーガを
ラージャヨガと命名し
この四大ヨガについて
それぞれ出版し
四大ヨガのマスターとも呼ばれています
・・・って
ヴィヴェーカナンダ大師って誰やねん
って
この方です↑皺皺で失礼します(__)
Tシャツになるくらいの人気者ですが
こちら実在の人物
1863年にコルカタに生まれ
ラーマクリシュナに師事し
のちにインドの社会改革にも影響を及ぼした
西欧諸国へのヨーガの普及にも尽力を尽くした
偉大な社会的宗教リーダーです
当時
長崎・大阪・京都・東京・横浜を見物したこともあり
岡倉天心とも交友があったと言われています
1893年の世界宗教会議でのシカゴの講演は有名であり
普遍的な宗教を説いた講演は
7千人もの聴衆を魅了したと言われています
この時期のアメリカ各地での講演の記録が前出の出版物になっています
精力的な活動ではありましたが
39歳という若さでマハーサマディに入られたのは
本当に熱く太く時代を駆け抜けて
ヨーガの教えを説かれた尊敬すべき大聖者なのです
ヨガを行じるようになって
想うのは
こうやって100年以上前の人物からの言葉を
書籍を通じて
学び
そのあったこともない
人物よりインスピレーションをもらって
日々の暮らしに役立てたり
励まされたりして
今を生きている
冒頭で書いた友人達もそうですが
私達は
こうやって
人と人の暖かい想いを大切に織りあいながら
自分だけの美しい地図を描いているんだなと
ただ
そうやって
ふと
自分の頭
いや心の中に浮かぶ
気づきや
インスピレーション
ひらめきは
私の
あなたの
それぞれの守られた領域です
だったら
その領域に
嫌なものを入れることなく
常に心地いいものを入れておくことは
自分でできます
選択できます
色々
あるご時世ですし
色々ある日々でもありますが
この選択肢の中に
わざわざ
嫌なものは入れなくてもいいんだよなあと
また
ブログを書きながら
ふと浮かんできたのであります
それでは
次回より
この四大ヨーガをひとつずつご説明していきましょう
〇参考文献 ゼロからわかるインド神話
いまに生きるインドの智慧
バガヴァッドギーター 上村勝彦訳
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□結論 ふと
胸クソ悪いあん畜生を思うよりも
そりゃあ
気品に溢れた美しい吾郎様を思ったほうが
各段に気分がいいわけで・・・